バリ島について

インドネシア共和国 INDONESIA

1万数千もの島々が、東5100km、南北1900kmの広大な国土に存在する、世界最大の群島国家インドネシア。300以上ともいわれる民族が暮らしている多民族国家には、ジャワ島、スマトラ島、スラウェシ島など、各島で独自の文化が花開いている。伝統的な習慣、宗教、芸能、そして料理の味付けまでもが島によって大きく異なっている。   特に「神々の島」と称されたバリ島は、インドネシア最大の観光地であり、高級ホテルが建ち並ぶ一大リゾート地。そのトロピカルな南国情緒に、バリ・ヒンドゥー教に彩られたきらびやかな伝統文化が独自の魅力を添えている。

BALI

バリ島の面積は、東京の約2,5倍。人口は、320万人余り 8つの県からなり(JEMBRANA県・BULELENG県・TABANAN県・BADUNG県・BANGLI県・KARANGASEM県・KULUNGKUNG県・GIANYAR県)州都はデンパサール。

バドゥン県 BADUNG

ホテルなどが立ち並び、ングラライ国際空港があるのは、BADUNG県。県域はデンパサール市をほぼ囲んでいる。南北に細長く、バリ島南端であるバドゥン半島から、県北端は州中央部に達する。ビーチリゾート地として知られるクタ、レギャン、ジンバラン、ヌサドゥア、ブノアやデンパサール国際空港(グラライ国際空港)を擁する。

デンパサール市 DENPASAR

デンパサールは政治・経済の中心であり、また、バリ島最大の市場があるため1日中活気に溢れ、人々の生活臭を強烈に感じる町。デンパサール市 (Kotamadya Denpasar) は第二級地方自治体 (Daerah Tingkat II) であり、県 (Kabupaten) と同等である。

ギャニャール県 GYANYAR

バリ島中部に位置するGIANYAR県は、南部に次いで観光客の多い県で、バリ島の芸術の中心地ウブドがある。 ウブドは、絵画・伝統舞踊・伝統音楽の中心。周辺にはバリを代表する遺跡が点在している。ギアニャールには、18世紀に栄えた小さい王国の王宮があり、今でも王族の子孫達が住んでいる。
また、バリ名物料理の「バビグリン」もこの地方のものが有名。これは、子豚の丸焼きで大きなお祭りの際に各家庭でご馳走として作られる。お腹に香辛料やシンコン(キャッサバ)の葉などを詰め、皮全体にターメリックのたれを塗り木の串に刺してぐるぐる回して丸焼きにしたもの。お祭りの料理でもう一つ欠かせないのが「ラワール」で、豚のひき肉や様々な香辛料とジャックフルーツやココナツの果肉をみじん切りにしたものを混ぜた料理。更に、生の血を混ぜ合わせて味付けをするものもある。デンパサールとウブドを結ぶ街道には、それぞれの特徴を持った伝統工芸の村がある。 バティックの村・トパティ、石彫の村・バトゥブラン、銀細工の村・チュルク、木彫りの村・マスが代表的。 その街道をそれ、東海岸ルートへ入るとギアニャール県となり、イカットの町・ギアニャールがある。それぞれの村の村人は、代々受け継がれた伝統工芸の技術を守り続ける。

バンリ県 BANGLI

ギアニャール県からさらに北に行くとBANGLI県がある。 バンリの町は、バトゥール山の中腹にあり、比較的標高が高いため、バリで最も気候の良い町としても知られている。 バリ島で、最も知られている観光地がバトゥール山の周辺に広がるキンタマーニ高原があるのもBANGLI県。この高原から望むバトゥール山とバリの水源バトゥール湖の景色は荘厳で絶景。このバトゥール湖畔には、バリの先住民族「バリ・アガ」の住む「トルニャン」村があり、ここは現在でも風葬を行っている。

クルンクン県 KULUNKUNG

バリ東部に位置するKULUNGKUNG県は、かつてのバリ島の中心地。 16世紀に栄えたゲルゲル王朝の直系クルンクン王国が正統的なバリ島の王家として認知されていた。今でも名称をスマラプラとする町には当時の面影を残す王宮跡が残されている。 バリ最大の寺院・ブサキ寺院があるのもこの県。この寺院はバリ最高峰のアグン山の中腹に位置し、バリの人々から「母なる寺院」として崇められている。 また、「ダブルイカット」で有名な村・トゥガナン村もある。 この村は、バリ島の先住民「バリ・アガ」が住み、11世紀初頭のジャワ島の影響を受けたヒンドゥー教の文化を守り続けている。 現在、約700人がこの村に住み、伝統文化や戒律が厳しく保たれ、現在でも村の女性は村以外の男性との結婚は許されていない。 そして、この女性たちが世界的に有名な「グリンシン・縦横絣(ダブルイカット)」を伝統に従い織り続けている。 東海岸沿いは素朴でのんびりとしたビーチエリアのチャンディダサ・パダンバイがある。

カランアッサム県 KARANGASEM

最東部KARANGASEM県は、バリの焼酎「アラック」の有名な産地である。また、海岸沿いの町、アメッド・トゥランベンはダイビングポイントとして有名で美しい珊瑚礁が見られる。 また、県北部には湧き水の離宮「ティルタガンガ」がある。「ティルタガンガ」とは、「ガンジスの水」という意味があり、インドのガンジス川にちなんでつけられた。

ブレレン県 BULELENG

バリ島北部BULELENG県の県庁所在地シンガラジャは、飛行機が飛ぶようになり、州都がデンパサールに移るまでは、バリ島の玄関口として栄え、今でもコロニアルな町並みが残る。西側にあるロビナビーチは、朝日が美しく、南部リゾートエリアとは違ってのどかにのんびり過ごせるビーチである。

タバナン県 TABANAN

バリ中西部に位置するのはTABANAN県。バリ島最大の稲作地帯で、美しいライステラスが延々とひろがる。 美しい寺院も多く、観光地としても有名な海の神を祀る「タナロット寺院」や、バリ島で2番目に大きい「タマン・アユン寺院」、ブラタン湖畔に建ち湖の神を祀る「ウルン・ダヌ・ブラタン寺院」などがある。ブラタン湖畔のブドゥグールはこのエリアの中心地で、熱帯果物の産地でもある。

ジュンブラナ県 JEMBURANA

バリ島西部に位置するのはJEMBURANA県。 西部国立公園があり、公園内にあるムンジャガン島はバリ島随一のダイビングポイント。 また、県庁所在地であるヌガラは、「竹のガムラン」ジェゴクが有名。14台の大小異なる竹製打楽器で構成されるアンサンブル。最大で直径30cm、長さ3mのものもある。祭礼の際に対抗戦で演奏される。